2011年6月14日火曜日

水無月の由来

6月・・・雨の多いこの月、別名「水無月(みなづき)」といいます。
昔、旧暦6月を水無月と呼んでいたことから、現在の新暦6月でも用いられるようになったのですが、雨が降るのに、水の無い月??なんだか気になりますね。

実は、「みなづき」の「な」は「無」ではなく、連体助詞の 「な」 、つまり現代の「の」と同じ意味で、「水な月」とは「水の月」であるという説があるのです。

ところが他にも、
  • 梅雨が明けて水が無くなる月であるという説
  • 田植えが終わり、田んぼに水を張る必要のある「水張月(みずはりづき)」「水月(みなづき)」であるという説
  • 田植えという大仕事を仕終えた月「皆仕尽(みなしつき)」』であるという説
など、いろいろな説があるため、本当の由来ははっきりとはしていません。

また、新暦6月の別名として用いられるようになってからは、「梅雨で天の水が無くなる月」なんて壮大な解釈も誕生しました。

ちなみに、10月を「神無月(かんなづき)」と呼ぶのも同じで、「神の無い月」ではなく「神の月」であるという説が有力です。
一般には、10月に全国の神様が出雲大社に集まって1年の事を話し合うため、出雲以外には神様がいなくなる月であるという説が有名ですが、これは中世以降に広まった俗説だということです。

余談ですが、私は葉月の生まれです。
葉月は新暦では9月上旬から10月上旬の秋にあたるため、葉の落ちる月「葉落ち月」が転じて「葉月」なったそうです。
私の名前の候補に「葉月」があったそうで、聞いた時は「その名前もいいね!」なんて話していました。
まさか語源が「落ちる」だったとは、親も知らなかったに違いない・・・。

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